202010月「資本論まなぶ会」の報告をします。

 

19日(土)午後2時から、大東市サーティーホールで、数名の参加者と共に行いました。

テーマは、「b・支払手段」としての貨幣でした。ここは12パラグラフに分かれています。➀~④では、購買手段としての貨幣とは違った、支払い手段としての貨幣の特徴が描かれています。⑤⑥では、支払い手段の量について描かれています。⑦は、支払い手段としての貨幣が内に抱えている矛盾が描かれ、⑧では、一定期間に流通する貨幣の総額を、流通手段と支払い手段とを区別しながら考察しています。

 

今月は⑨から⑫までしましたが、これで「b・支払手段」は終わりました。⑨では、信用貨幣が支払い手段としての貨幣の機能から発生すると云うのです。これに関連して、売られた商品の債務証書はどんなものかが議論になりました。⑩では、商品生産の発展に伴い、支払い手段としての貨幣の機能が、商品流通を超えて地代や租税に影響を及ぼすというのですが、その商品生産の特徴はどんなものかについて、初参加者から質問が出ました。⑪は、支払い時期について問題にされ、⑫では、支払い手段としての貨幣の発展に伴って、貨幣蓄蔵が必要になることなどを確認しました。

 

11月「資本論まなぶ会」の案内

 

28日(土)午後2時から、大東市のサーティーホールで行います。注意して頂きたいのは、いつもなら第3土曜日21日です。が、会場の都合で、11月は第4土曜日の28日です。

 

テーマは「c・世界貨幣」です。5パラグラフに分かれています。一つ一つのテーマは何か、その流れはどんな様子か、意味の分からない言葉は何か、議論を深めて行きましょう。

 

参加のほど、よろしくお願いします。